2018/09

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2月の末、一瞬暖かさが顔を出したかと思うと、
3月に入りまた寒くなり、極め付けには雨が降ったりやんだりの空模様である。

基本的に寒さや雨はあまり好きではないけれど、
それでも稀に「悪くないな」と思える時もある。

身を切る様な思わず背筋の伸びる凛とした寒さや、
穏やかにゆっくりと景色に光を溶け込ませるような雨は
心を穏やかにしてくれる事もある。

素敵な週末でした。

自分自身では2日間、memento森としては3月1日の日曜日。

東京から
Genius P.J's
という素晴らしい詩人たちが来ていた。
毎回観る度に編成は違うが、伝わってくる感覚は毎度、
凛とした寒さや、景色に光を溶け込ませるような雨のそれに近い。

今回はドラマーの方が参加されていた(基本的にはラッパーとトラックメイカー兼キーボード担当の二人組で活動している)のだが、面白い事にこのグループにおいては、
リズムもまた語り部であると認識できるのである。

俺自身、Hip Hopが大好きで、Hip Hopのどこに一番惹かれるかと言えば、それは
間で語る美学があるという点である。

細かい説明は割愛させてもらうが、
Hip Hopという音楽の性質上、必ず隙間がある。
その空白に言葉を残したり、あえて抜いたり...
他の音楽に比べて楽曲構成を大きいブロックで捉えるので、
この抜き差しされる、間をどう生かすかが肝になってくる。

これが本当に粋だなと思う。

自己主張の塊の様な音楽であり、
沢山の言葉を詰めていく音楽であり、
音の情報量としては比較的多い音楽でありながら、

間が活きてくる音楽。

不思議だが本当に面白い。

多分この『間』に
セルフ・ボースト(自己賛美)をメインとするHip Hopの真裏側、
自問自答や葛藤の末に結論を吐き出したり、
自身の生い立ちやトラウマ、センチメンタリズムを乗り越えて成り上がって行く過程、
一瞬の隙、そこから薫り立つ『陰』が聞こえて来る様な曲が耳を捉えて離さないのである。

ブレイクビーツ
そのブレイクの隙間からは確かにハートビートが鳴っている。

やはり、まだまだ音楽は面白い。




おちんちんびろーん